うつ病治療の向精神薬――これまで飲んできた薬とその効果・副作用

薬の管理をする30代の男性 うつ病闘病記
服薬管理の重要性——毎日の向精神薬とともに生きる

服用してきた向精神薬の一覧と現在の処方

私がこれまで服用してきた向精神薬(睡眠薬を含む)は以下の通りです。

初期の処方:

  • ドグマチール
  • セパゾン
  • ハルシオン

試行錯誤の時期(複数の薬を試した期間):

  • トリプタノール
  • ラミクタール
  • リーマス
  • コンスタン
  • デパス
  • テグレトール
  • エビリファイ
  • レンドルミン
  • アモバン
  • マイスリー
  • セルシン

中期の処方(睡眠の安定を試みた時期):

  • ロヒプノール
  • ユーロジン

近年の処方(抗うつ薬の変更):

  • パキシル
  • トレドミン
  • サインバルタ

現在の処方:

  • イフェクサー(抗うつ薬)
  • クエチアピン(抗精神病薬)
  • ハルシオン(睡眠薬)
  • リフレックス(抗うつ薬)
  • リボトリール(抗てんかん薬・抗不安薬)
  • ラミクタール(抗てんかん薬・気分安定薬)
  • ラツーダ(抗精神病薬)
  • サイレース(頓服の睡眠薬)

現在はクエチアピンとラミクタールは少量で安定しており、それ以外の薬は最大容量で処方されています。

以前は抗うつ薬として イフェクサー+リフレックス+サインバルタ の3種類を組み合わせていましたが、現在は保険の制約で抗うつ薬は 2種類まで しか処方できなくなり、イフェクサーとリフレックスのみになりました。(カリフォルニアロケットと呼ばれているそうです。)

サイレースは頓服として処方されており、寝付きが悪いときにピルカッターで適量に割り、飲むようにしています。

服用した薬の効果・副作用の記録

薬ごとに覚えていることを記録しておきます。

  • ドグマチール … 食欲が湧き、最も体重が増えやすい薬。
  • トリプタノール … 強力な鎮静作用があり、ぼんやりする。口の乾きや便秘の副作用がひどかった。イフェクサーに切り替えるまで長期間服用。
  • テグレトール … 少量でめまいや意識のぼんやりが強く出たため、すぐに中止。
  • ロヒプノール … 服用初日は深い睡眠になりすぎ、寝返りを打たずに眠ってしまい、朝起きたときに関節が動かなくなった経験あり。
  • トレドミン … トリプタノールを減らしながら試したが、効果を感じられず元に戻した。
  • リボトリール … 抗不安作用が強く、ムズムズ脚症候群の症状にも効果を感じる。睡眠の質が向上。
  • デパス … 不安や突然の恐怖感が出たときの頓服として使用。現在もたまに服用。
  • ラミクタール…鬱の波をなだらかにし躁転を抑える効果を期待。

うつの症状なのか、薬の副作用なのかはわかりませんが、手の震えがひどくなり、片手でコップを持てなくなったり、自分の名前すら書けなくなったことがあります。その際は セルシンやアロチノロール を頓服として使用していました。

服薬に対する周囲の反応と自分の気持ち

以前、ある病院で お薬手帳 を見せたときに、「こんなにたくさん飲んでいるの?」と驚かれたことがありました。

しかし、自分にとっては 今の薬の組み合わせが一番安定している ため、むしろ驚かれたことに驚きました。

向精神薬は 人によって合う・合わないがある ため、同じ薬を飲んだからといって同じようにうつが改善するわけではありません。
医師との信頼関係を築いたうえで、自分の気持ちや感じ方を率直に伝え、理解してもらうことが重要だと思います。
私自身、試行錯誤の時期にはどの薬がどのように効いているのかなかなか分からず、医師との話し合いにかなり時間を割きました。

また薬だけでうつが完全に良くなるわけではなく、周囲のヘルプなど環境の改善も必要だと思います。

自分にとっては 現在の処方が最もバランスが良い ため、安定している限りこのまま続けていきたいと思っています。

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